『Lesson外伝 〜我慢できない〜』 by はね吉様 10年近く片思いをしてきて、おれは自分のことを忍耐の男だ、と思ってきた。 そう、社務所の晩がいい例だ。 あんな素肌の上にコートを引っ掛けただけの愛し娘を胸に抱いて 押し倒すことなく朝を迎えるなんて、普通我慢できない。 おれの理性はハガネなのだ。そう信じ込んできた。 しかし、だ。 キスのレッスンのあと、我慢出来る、という自信はあっけなく崩れてしまった。 考えていたよりも、マヤは飲み込みが早い。 初めての口づけで硬直していたのが嘘のように、おれのキスに応えていた。 そして…ひとこと、鳴いたのだ。 舌同士が絡まった瞬間、「ぁ……んっ」と。 おれの鼓膜をつんざくような衝撃が走った。 股間を鋭く刺し貫く、稲妻のようだった。 積年の想いを堪えてきたおれの体は正直だった。 そのひと声で、おれは猛烈に…欲情したのだ。 掌が、自然にマヤの胸をまさぐる。膝がマヤの股に割り込む。 おれに我慢が足らないのでは無い…自然がそうさせるのだ。 おれの理性は役に立たない。 勝手に、舌が、掌が、膝が、マヤの中心を求めていく。 マヤが戸惑っている様子がわかる。 股間が苦しくなってきている。 ここで、マヤに辛い思いをさせるのは忍びなかったので 無理矢理、朝倉の苦虫顔を思い出した。 マヤが強がりをいうので… よく我慢したご褒美のつもりもあって、マヤに握らせた。 感触は…残念ながら、よくわからなかった。 それでも、かわいいびっくりした顔を見ることが出来て、 これでよし、とすることにした。 しかしその後…マヤはおれを避けているのではないか、と思い出した。 会う機会がなかったから、間が開くと意識してしまうのは仕方ないが… それでも、おれの姿を見た後に、自分を殴っているのを見て…後悔しているのではないか、と心配になった。 こんなキスごときで欲情してしまう、我慢の効かない男に嫌気が差したのではないかと。 そして…その不安は逆だったことを、マヤは告白した。 おれの…身体が、気になって仕方がないのだ、と。 男としてのおれが気になる。おれを求めているのだ、と勝手に解釈した。 水城君が呆れているのを見ながら急病宣言をして飛び出した。 途中コンビニに立ち寄って装備に備える。 コレだけ持ってレジに並ぶのはあんまりなのでマヤの好きなアイスも選んだ。 店内に入って約30秒。 レジの兄ちゃんが顔を見てニヤリ、と笑いやがるので こっちも親指を立てて笑い返してやった。 レジが女の子でなくて良かった。 「こんな鈍感なあたしを…ずっと好きでいてくれて、ありがとう。 速水さんの気持ちに気付けて良かった。 あなたを好きになって、本当によかった。」 こんな優しい口説き文句を、おれは知らない。 積年の想いをこの小さな身体に一度にぶちまけるのは無体というものだろう。 焦れて仕方の無い欲情をどれだけいなせるのか… ここは、男として、大人としての正念場と悟った。 マヤの感性は素直だった。 想像していたよりもはるかに瑞々しく、爽やかな反応をする。 時々吹き出したくなる様な言葉を口走る。 いわゆる「男に媚びる嬌声」とは違って 自分の感じたままの言葉を、ため息とともに吐き出す。 始めは、なんだかムードが無いな、などと思ったが マヤの初めてがこんなに鮮やかなものなのか、と感動さえおぼえた。 言葉だけでない… まさぐるたびに、身体が震える。 息遣いが伝える戸惑いと快感。 揺れる瞳の色。 一番感じるところに触れた途端、こらえていたものが崩れたのだろう 悲痛な声で鳴いた。 そしてまた…おれはあの時と同じきっかけで欲情した。 情けないが、仕方がなかった。 何も考えられない。 マヤが戸惑っていることも、感じていることも良く解っていた。 ただ、様子を見ながら合わせていくような事は出来なくなった。 ずっと…したい、と思っていたことをそのまま、マヤにぶつけた。 マヤを嗅ぎ、マヤを舐め、マヤを泣かせた。 マヤが達してゆくのを全身で受け止める。 おれの髪を掴んでかき回し、腰をふるわせて、おれを噛締める。 おれが、マヤを、イかせた…その事実に胸が震える。 暫く死んだように快感の余韻に浸っていたマヤは さすが若い、というのだろうか、好奇心が恥ずかしさを超えるらしい。 おれの部分を、興味深げに触っている。 冗談半分で観察してみるか、と投げかけたのが まさか本腰をいれてまじまじと見つめられることになるとは。 正直言って、これには参った。 マヤの表情は、出会った頃の13歳のように無邪気だった。 「ロリータ」と片付けてしまうと簡単だが、単純に認めるわけにはいかない。 速水真澄としては。 快感を伴いながら、背徳の感覚が襲う。 ああ、そんな顔をして、そこを触って眺めないでくれ! たまらず目を瞑り、小野寺理事長の登場を待った。 マヤが気付いて声を出したので…この機会に準備しないと情けないことになると考えて この際、大切なことを教えておくことにした。 普通、こういう準備は見せないものなのだろう。おれだって初めてだった。 唾液をすくって塗りつけ、被せて。 興味深げに見ているマヤの表情は、もう大人の女になっていた。 マヤの欲情した顔、を初めて見たと思った。 もう、おれに余裕は残されていなかった。 性急に愛撫し、マヤの身体が準備OKなのを確かめた。 明らかに心は戸惑い、身体は受け入れている。 自身を入り口にあてがいながら、おれは最後の殺し文句を吐く。 わずかに、おれを憐れんでくれるような表情を見せたので そこに取り入らんばかりに、マヤの中に潜り込もうとする。 痛みを必死に堪えようと大きく息を吐くマヤをみて、胸が痛んだ。 でも、ここまで来てしまったら引き返すほうが酷かもしれない。 おれは、マヤを、引き裂いた。 酷いことをした、と思った。マヤの涙が頬を伝っている。 同じするなら、もう少し時間だってかけられたはずなのに。 けれど、こんな我慢の効かないおれに、マヤはとても温かく優しく包んでくれている。 …動けない。感動して。反省して。もう十分だ、と思った。 雉も鳴かずば撃たれまい、という言葉がある。 マヤ、それは君のための言葉だ。 「はやくひとつになりたくて、がんばっちゃった」と笑う君。涙をこぼしているくせに。 そのひと言が。 そのひと言が、おれをこんな情けない、我慢の出来ない男にするのに。 完全におれの理性は崩壊した。 男を迎え入れるのが初めての女に、夢中になって腰を押し付け、こねた。 「締めて」なんて命令だってしてしまった。 それに応えてくれるのをいいことに…感じて、溢れさせてくれるのをいいことに。 そして…リズムを刻み、揺れていると、また、君は鳴くのだ。 「また、」と。 その声をきっかけにして、ふたりは溶け合った。混じりあい、区別がなくなり、 共に宙に翔け登っていった… 君のひと声は・・・おれをダメにする・・・ その晩、好奇心が恥ずかしさを勝るマヤはまたおれを観察して辱め(?) そのうち仕返しの2回戦が始まり… 身も心もすっかり満足して熟睡できたのだろう、翌朝予定の時間にはぱっちり目が覚めた。 甘い朝の3回戦…と目論んだが、 生来生真面目で仕事が無くなる危機感をしっかりと味わっているマヤは 「皆さんに迷惑かけますから、お仕事は行かなきゃです!」と言ってベッドから飛び降りた。 そして、部屋をたたき出された。 「あら?もう病気は治られたんですの?」 そう皮肉を言う水城くん。 顔に「拒否られたのか?え?色男」な表情が浮かんでいたので 「ああ、マヤに一晩中介抱してもらって、すっかり元気だよ」と答えてやった。ザマアミロ。 「取り様によってはセクハラ発言ですわよ、社長。 そんなことをなさったら、わたくしニッコリ笑って鬼スケジュールに致しますからね」 マヤにしろ、水城くんにしろ、女はキビシイ。 そんなこんなで…また、暫くマヤに会えなくなった。 一度結び合ってしまうと、離れているのが苦痛になる。 会いたい。 会って抱きしめてキスして…そして… 想いの通じなかった頃と今となら、 今のほうが思い浮かべる事が多くなってしまった。 悶々としている。 どうやら、水城くんが陰で「悶マス」と呼んでいるらしい。 おれはぱお〜んとは鳴かないからなっ!! ああぁ、イライラする! どうする、我慢の効かない男、速水真澄よ!! ------------------------------------------- マヤに水城からの電話が入った。 「マヤちゃん、あなた、最近真澄様と何かあった?」 「えっ?最近はなかなか会えませんから、電話くらいですけど」 「口げんか、とか」 「何かあったんですか?」 「あの真澄様が、廊下の端っこ歩いてらっしゃるのよ!」 「それが何か?」 「あのね、あの速水真澄が、お供を引き連れてるから常に道の真ん中を歩くクセのついた速水真澄がよ、 端っこを歩くってどういうことかわかる?」 「へ?」 「相当凹んでるか悩んでるかだわ」 「はぁ〜」 「中指の爪で壁をなぞりながら、どよ〜〜〜ん、って影を背負って歩くの!いつもは薔薇しょってるのに!」 「はははは」 「笑い事じゃないのよ」 「すみません」 「備品を片っ端から割られるのも参ったけど、今回は社内の士気にかかわるの。なんとかしないとと思って」 「えと、電話で『会いたい』『キスしたい』『したい』っていうから、えっち!スケベ!って言ったんですけど」 「それだけ?」 「それだけです」 「・・・「したい」、のね・・・真澄様…」 「////////…もうっ、速水さんたらっ!!!」 ------------------------------------------- なぜか水城くんが、もう帰れ、と言う。 明日のH銀行社長との会食が先方の都合で延期になった、という。 ついでに、会議も練り直しとかで後日に、と。 じゃ先日移籍してきたロックグループの…と言いかけると 「黙らっしゃい」の顔をする。 「真澄様、最近たいそうお疲れのようで…まぁ、なんだかお顔色がお悪いようですわよ」と ヘンに大きい声で言う。 ??と思っていると 「一晩しっかり看病していただいたらいかがでしょう?」だと。 そして薄い色のレンズをキラーーーーン、と光らせた。 自宅マンションに戻ると、マヤから電話が入る。 「すけべ」と言われてから、凹んでメールも出来なかった。 「あ、の。近くまで、来てるんですけど」 「ん?」 「え、と。コンビニでアイスクリーム買ってきたんです」 ふ、と可笑しくなった。 「アレも買ったのか?」 「まさか!まだいっぱいあるでしょ!」 「何がだ?」 「きいぃっ、もうっ、帰りますよっ」 「ごめん!早く、はやくおいで」 「もうっ、悶マスのくせにっ」 ぶち、と切れて、プンスカ湯気を立てているマヤがやってくる。 大人の関係になってから、初めて顔を合わせる。 こんな歳になっても、そんな時は少し気恥ずかしいものだ。 少し怒らせていたので、目的を果たすために下手からでることにする。 ドアが開く前から玄関で待っていて…開くと同時に引きずり込み、抱きしめる。 華奢な身体が折れるくらいに。 頬擦りをしながら、耳たぶを舐め、「会いたかった」と。 このまま玄関で、だっていいんだ… 「あ…アイス、溶けちゃいますから」 「マヤを溶かして…舐めてしまいたい」 「ちょ、ちょと、ダメですって」 「もう我慢できない」 「せめて、ね、せめてリビングまで。ここじゃヤです」 「リビングでならいいのか」 「ばかっ」 マヤ…呆れてるんだろう?おれがこんなに切羽詰まっていることに。 こんなにお前を欲しがっていることに。 こんなこらえ性の無い、情けない男だったか、って幻滅してるか? 玄関でひとしきりキスしまくって、やっと解放した。 「なんだか、二度目で緊張してるのがバカらしくなってきました」 真っ赤になって睨んでくる。かわいい。 「よかった。緊張していたらどう手をつけたらいいかわからん」 アイスを袋からガサガサ出しながら、リビングに移動する。 「速水さんの印象、変わっちゃいますよ。こうなってから」 「えっちしてから?」 「ほら、そうやって直球型になって。素直すぎるって感じで。あの、速水真澄が!!です」 「マヤさえ言わなきゃ、誰も知らない」 「言えません!そんな恥ずかしい事」 マヤはいつのまにか、「まきば絞り」のアイスを食べている。 こんなに買ってきて。 「あ、残りは冷凍庫に入れておいて下さい。いつ来ても食べられるように買ってきました」 「速水さんさえ嫌じゃなかったら、時々来てもいいかもな、って思って」 「勝手に先に入ってたら、ダメですよね、やっぱり」 また…そんな事を。無意識に男を舞い上がらせるような事を言うのか、君は。 「いいよ…こうして…スグにキスできるから」 ソファに座っているマヤの足元に跪いて、キスをする。 アイスのカップをとりあげてテーブルに置いて。 「まだ…残ってるのに…」 「マヤに…会いたくて…したくて… 会いたくて…したくて…たまらなかった…」 ![]() 深いキスといっしょに、手は忙しく服を脱がし始める。 押し留めるマヤの手を制しながら、片手で愛撫し、片手で脱がせる。 舌が絡まる。マヤが甘い抵抗をしなくなった。 「あの…シャワーを…」 「うるさい」 上半身をはだかにして、胸の頂を吸う。 「こんなに明るかったら…恥ずかしい」 「前はよく見る余裕無かったから…今日はじっくり見たい」 全身を薄っすらと桃色にしたマヤの、透き通る肌に走る静脈。 その線路の上に、唇をはしらせる。 マヤは快感を堪えるように息を殺し、熱い吐息をはく。 「……はぁ。………は。………あ」 その一つひとつが、おれの下半身に響く。 なぜそんなに素直に感じる?脱がせる手を拒まないんだ? 下の下着を残して剥かれてしまっても、おれはまだ着たままだ。 「速水さんだけ…着てるの…恥ずかしい」 同じようなこと、考えるんだな。 これもまた…刺激的、じゃないか? 「いいんだ」 下着の隙間から、指をしのばせる。そこに触れる。 「いや…」 「いいんだ」 もう、とろとろだ。 「欲しかったんだろう?マヤだって」 「違うもん…」 「ココのほうが正直だよ」 「まだ…早すぎるよ…」 「おれはもう、手遅れなんだよ」 脱がすことなく、指でこじ開けて口付ける。 「ひぃぁっ…!」 なんて声を…出すんだ。 ソファに横たわってしまったマヤを、舐めながら眺める。 片足をソファの上にあげてしっかりと開く。 下着をこじ開けるのが面倒になったので、脱がせた。 「ね…恥ずかしい…ベッドに…」 「ダメだ。どうせおれはすけべだからもっとすけべなことをする」 「ごめんなさい…許して…」 「ごめんな…こんなおれで。マヤは悪くないよ」 肘で半分起き上がって、マヤはこちらを見ている。 「おれがどんなことをしているか、気になるのか?」 「なんか…ヘンな気持ち…恥ずかしいけど、見てるとドキドキして」 「ヤラシイ気持ちになるだろ」 「速水さん、服着たままだし…」 「すけべだな…凄く」 「でも…すてき…速水さんのそんな顔」 マヤの顔を見た。熱に浮かされた顔をして、目を潤ませて。 そして、欲しそうな切ない表情で。 その顔を見つめながら、マヤの感じる部分をすする。 舌を、突き出すように見せて、嘗め回す。 二つの丸い丘の向うに、泣きそうに感じているマヤが見える。 時々上目遣いに見て、ニヤ、と笑ってみせる。 「ぁ…そんな……意地悪な目…いやぁ……!」 そのうち、観念したのか、感じる限界を超えたのか 白い喉元を見せて仰け反った。 「いじ…わる…っ…!」 マヤは、達してしまったらしい… マヤが余韻に浸っている間に、手早く自分も脱ぐ。 ソファで…は無理があるかな? 一瞬考えて… マヤを抱き上げて、バスルームに入る。 「今更シャワーって…順番逆です」 「おれは逆じゃないよ。いっしょに入りたかったし」 「したい放題ですね」 「ごめん」 ふたりでしぶきを浴びる。 ヘッドを持って、マヤの身体を丁寧に流してやる。 くすぐったそうに身をよじる。 ヘッドを奪い取られて、流される。 うっとりとした表情で、やさしく。 少し躊躇して、おれの部分に湯をあてる。 細い指でゆっくりと撫でながら。 「マヤ…」 「ん…?」 「さすがにここでは嫌だよな」 「バカなこと言わないで下さい。まだ初心者ですよ」 「初心者はそんな触り方しちゃダメだよ」 「もう…我慢できない」 慌てて湯を止めて水滴をを拭うのもそこそこに、ベッドに倒れこむ。 「もう、着けるからな」 そして、マヤのなかにもぐりこむ。 「ぃ…」 「ごめん…急ぎすぎた」 「いそぎ…すぎです…ちょっと…コワイです」 「ほんとうに、ごめん」 ふふ、とマヤが笑う。 「謝りかたを知らん、って言ってましたよね」 「すけべでも、横暴でも、悶マスでも…どんな速水さんでも、 あたしは大好きです。だって…どんな速水さんも…速水さんだから…」 繋がっている場所を押し付けあう。ゆっくりと腰をまわす。 「おれも…天女も、狼少女も、妖精も…すべてのマヤが好きだった。 でも…こうしておれとふたりでいる時のマヤが一番好きだ…」 ぎゅっと抱きしめて、身体を反転する。 「おれがさっきしたみたいに、動いてごらん」 「え…わからない」 「大丈夫…自然に動きたくなるよ」 じっとしているのが物足りなくなるのだろう、マヤは局部を押し付けて動かした。 「好きなように…気持ちよくなるように」 マヤは夢中になった。自然に起き上がり、騎上位になって振った。 そもそも、おれはマヤが何にでも夢中になっている表情が好きだ。 おれはうっとりとその姿を目に焼き付ける。 時々、思い出したように自分の腰を跳ね上げてマヤを鳴かせる。 このまま…このまま時が止まってしまったら良いのに。 「ぁ…ぁ…きもちいいィ…きも…ち……いィ…ッ!」 マヤが達するのをきっかけにして、マヤの腰を両手で持ち 激しく腰を押し付け、動かした。 マヤのすすり泣く声と、ぐちゅくちゅと鳴る繋ぎ目と 自分の荒い息との合わさるなかで、 我慢できなかったおれを放出する… ・・・ ・・・ ・・・ 「今日は…速水さんのイク瞬間、見ることが出来ました」 びっくりするようなことを言う。 「すごく…無防備で…子どもみたいに泣きそうな顔で」 赤面する。 「いじわるな仕事虫だったことなんて忘れちゃうほど、かわいかったです」 ひょっとして、おれ、すでに尻に敷かれる運命なのかもしれない… ・・・ いや。 マヤだけではないな。 多分マヤが今夜やってきたのは、水城くんの差し金、なんだろう。 しっかりとおれの『周期』を見抜かれたのかもしれない。 情けない。 そんなことまでマネジメントを頼んだ憶えはない。 悔しい。 早急に… 同居か、このマンションの一室にマヤを越させる方向で考えるとしよう… ゆっくりと、眠りの淵を漂いながら… リビングで、トロトロに溶けてしまった「まきば絞り」が 濃厚なバニラの香りを漂わせながら… ふたりの甘い夜は更けていくのだった…。 おしまい。 ------------------------------------------- はね吉さんのブログで「まいこに挿絵描かせてみたいと思う艶々SS」というリクエストをさせていただきました。はい、一番描きたいと思うシーンに挿絵描かせていただきました。本当だよ!笑 はね吉さんありがとうございました〜!(2011/08/17) はね吉様のブログはこちらからどうぞ↓ ![]() ■トップページへ戻る |