リレーSS 『真澄病 ルート・み 完結編その1』 by 晶様



更に、マヤ液の副作用の主な原因が「紫のバラ」に含まれていることも判明した。
つまり、イチゴ柄のグッズを手にするなど、症状を一時的に抑えるものではなく、マヤ液から「紫のバラ」を分離させることで副作用を抑え、真澄病を完治に導くという新たな「イチゴ療法」が発表された。チーム聖はさっそくマヤ液から「紫のバラ」成分を分離させる作業に取り掛かったが、これがなかなか上手くいかない。どうしてもマヤ液に肝心な「真澄」成分も一緒に分離されてしまうのだ。途方にくれたチーム聖はある仮説を導き出し、真澄病の第一発病者である速水真澄本人に協力を依頼した。その仮説とは「北島マヤが速水真澄を『紫のバラの人』だと分かる前の状態で分泌するマヤ液には『紫のバラ』成分は含まれていないのではないか。」というものだった。しかも、純粋なマヤ液が必要なため、嫌がる北島マヤへの愛撫のみでサンプルの採取を行うのだ。つまり、挿入は厳禁である。速水真澄は困惑したが、日本政府からの依頼も受け、戸惑いながらも依頼を引き受けることになった。

「マヤ、聖から話は聞いているな?」

「…はい」

「よし…今から俺は君を抱く。しかし、俺は君にとって大嫌いな人物だ。それを忘れないでくれ」

「…速水さん」

「うん?」

「私、速水さんを大嫌いって思える自信がないわ…」

「マヤ…俺だって辛い。しかし、これしか方法がないんだ」

「…うん、わかった。努力してみる」





「んぁ、あ、イヤ…やめて…」

「よし、いいぞマヤ。今から液をスピッツに入れるからじっとしていてくれ」

「………速水さん……」

「どうした?」

「…おねがい…」

「!」
「おねがい、もう、くるしいの…」

「マヤ、待ってくれ!まだ採取できてないんだ…純粋なサンプルが必要だと聖が…」

「速水さん…速水さんがほしいの、おねがい…」

「あぁっマヤ!!」


こうして、いつまでも真澄病の治療方法は見つからないままなのであった。
                                         《完》




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