おいでませ 恋はなひらく、湯のさとへ。 #008 すき、大好き。


「あ、ああっあ、あのあのあの、あ、のっ」

「あっっっ」

「……う、うう、うっ…すご、い……お、お神輿ぐらいの大きさじゃないですか!」
「そんな訳あるかっ!」
「無理よ、無理だわこんなの。は、入らないです絶対」
「大丈夫だ。十分ならせば何とかなる…!」
「何とかなるって、そんな…っ!」

「……え?」
「ん?」
「な、なんですか?これ…。この、ヌルッとしたの…」
「……きみ、きわどい質問をするな、チビちゃん……」
「え?なん…?」

「これは、ようするに……おれが、きみを欲しがって…、たまらなくなってる証拠だ」
「っ…あ、え?あの…っ」
「玉ちゃん印の効き目は絶大だな…。今にも爆発しそうなのを、さっきから懸命にこらえてるんだ、おれは…。わかったか」
「は、速水、さんっ…!」

「心配するな。ゆっくり時間をかけて、きみのここをなじませる…無理強いはしないから」
「ほ、本当に…?」
「ああ、本当だ。おれを、信じろ…」





「ああ、ぁあん――…っ!」

「はあっ、はぁ…は、速水、さん…はや、み…ぁあ」
「マヤ…、顔もぐちゃぐちゃだ…」

「あぁ…、もう、ダメ…本当に、ダメ、なの…速水さ、ん」
「ああ、わかってる…」
「涙も、止まら、なくて…あ、あたし、ヘン…おかしい、わ」
「おかしくなんかない。嬉しいよ…マヤ」
「う、うれしい…?」

「ああ。初めてなのに、こんなに潤んでくれて…あの薬が効いてるせいかもしれんが」
「…速、水さん…っ」
「もう、いいな…?おれもこれ以上は、たえられそうにない」

「あぁ、速水さん…お願い――止めないで下さいね…。あたしが怖がっても止めないで…。嫌がっても、最後まで…して…――」
「マ、ヤ…」

「そんなに可愛いことを言うな…――おれまで、おかしくなる」



「あ、あぁ…――っ、ん、んぅ」

「マヤ、ゆっくり呼吸して…そうだ、力を…抜いて――ぁ…」
「あ、は、ぁ…はや、み…さん」

「…つらくないか…?」
「だ、大丈夫…で、す――…あっ、…ぁあっ」

「――あぁっ…あ、…――ぁあ!」
「ぁあ…っ――ぁ、マヤ…、マ…ヤ…!」




「…の、せい、で…す」
「?…な、に」
「こんなに、…いいっ、の、は…――、あ、ぁっ、…薬の、せい――…っ」
「ああ…そうだ、な…。すごく、いいよ――ぁあ、おれも…持ちそうに、ない…っ」

「ぁ、あっ、速水、さ、ん――はや、み、さ…んっ!」
「マヤ…っ、――もぅ、…、ぁあ…――ッ!」
「――あっ、あ、あぁ!」

「――ッ、はっ、はぁっ…――はぁ…―」

「…――好きだ。マ、ヤ…――ぁあ、好きだ…――」
「あ……たし、も――す、き。速水、さんが――…大好き…」



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