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え…ええっ!? |
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なにっ?なに!?何なの!
どーして速水さんと一緒に寝てるの!?
あ、あれ?速水さん…いつ来たの?
あ、あたし…服、着たままだわ…
は、速水さんも…
手…
どうして、速水さんの手、あたし握っているのっ? |
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「………!?」 |
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「おはよう」
「速水さん…っ!」 |
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「な…!起きてっ…起きてたんですかっ!?」
「今起きたんだよ」
「な、なんで、どうしてあなたがここに…っ!」
「…覚えてないのか」
「ななっ、なにをっ?」
「きみがおれの手をつかんで、離さないまま眠ってしまった。それで、帰れなくなった」
「ええっ!?そう、なの?…うそ…、ごめんなさい…」
「いいさ…面白いものも見れたしな。きみの、その顔…くっくっくっ」
「〜〜〜〜!!もう、速水さんのバカ!手、離してください、手!」 |
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「? なんですか!?」
「…いや、なんでもない」
――きみが「行っちゃやだ」と言ったんだ。
…というのは内緒にしておこう――
「へ、ヘンなの。人の顔、ジロジロ見ないでください!」
――また、あの優しい瞳……
そんな目で見ないでよう…… |
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「…あれ?速水さん、今日はお休み?」
「ああ。久々に日曜に休みがとれた」
「へえ…そうなんですか」
「きみは今日、何か予定はあるの?」
「いえ特に何も…、速水さんは?」
「…今日はきみにつき合ってみるのも悪くないかな。チビちゃんといると退屈しないからな。楽しく過ごせそうだ」
「…なんかイヤミな言い方…っ」
「今さら何を。さ、支度して腹ごしらえしに出かけよう。腹減ったぞ」
「あ、あたし!まだ今日はあなたと過ごすなんて、言ってませんけどっ?」 |
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「プッ……本当にきみって子は退屈しないな。ほら、ブツクサ言ってないでさっさと出かける用意しろ」
「……もうっ!なんなの、この根性ナシのお腹はっ!」 |
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「……行かないのか?」
「…え?」 |
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「出て行かないのか?いつもアラームが鳴ったと同時に、逃げるように部屋から出て行くだろう」
「…………」
「…チビちゃん?」 |
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マヤ……なぜそんな顔をする? |
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「…抱きしめても…いいだろうか」
「えっ……」
「キスはしても、きみを抱きしめたことが、まだない」
「…………」
「…嫌か?」 |
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「イヤ…じゃないです…」 |
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